特区のプロジェクト

 京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区では、個別化・予防医療時代に対応したグローバル企業による革新的医薬品・医療機器の開発・製造と健康関連産業の創出に向けて、自治体、大学、研究機関、企業が連携し、様々な取組みを進めています。

解決策1 医療・健診・健康等データの利活用環境の整備による健康・医療関連産業の活性化及び未病産業の創出

検体情報ネットワーク事業とデータ解析センター事業 / 診断支援事業とテーラーメイド医療への展開

検査イメージ

味の素(株)では、予防医療の重要性がますます注目されている中、県内の医療機関・民間企業と連携し、血液中のアミノ酸濃度のバランスから、今の健康状態や疾病の可能性を明らかにする「アミノインデックス®」という検査を展開しています。
2013年度から、横浜市立大学を中心に神奈川県下で地域医療連携を構築し、特区事業の目標の達成に貢献することを目指しています。

【活動拠点】

 殿町区域・福浦区域

【URL】

 http://www.ajinomoto.co.jp/products/aminoindex.html(別ウィンドウ)
 http://www.yokohama-cu.ac.jp/aicsfu/(別ウィンドウ)


解決策2 革新的な医薬品・医療機器・再生医療等製品等の新たな評価・解析手法の確立と国際共同治験・研究の迅速化

ヒトiPS細胞・体性幹細胞を用いた医療産業の基盤構築

左:横浜市立大学先端医科学研究センター、右:横浜市立大学大学院医学研究科臓器再生医学谷口英樹教授

横浜市立大学の谷口英樹教授(臓器再生医学)を中心としたプロジェクト。
ヒトiPS細胞等を活用し、新薬開発や再生医療に有益なヒト細胞・臓器を新たに製造するための細胞操作技術の開発を進めています。
平成25年度には、iPS細胞を用いてヒトの肝臓の原基(肝芽)となる組織を作ることに成功しています。

【採択事業】

 平成21~25年度 JST産学イノベーション加速事業
 (戦略的イノベーション創出プログラム)
 平成25年度~ 疾患・組織別実用化研究拠点(拠点B)
         (再生医療実現拠点ネットワークプログラム)

【活動拠点】

 福浦区域(横浜市立大学 先端医科学研究センター)


革新的計測・評価技術開発によるライフイノベーション創生
~レギュラトリーサイエンス推進拠点の形成~

計測・評価技術イメージ

公益財団法人神奈川科学技術アカデミー(KAST)を中心に県内の大学・公的研究機関・民間企業等の総力を結集し、ライフサイエンス分野における革新的な計測・評価技術の開発に関連した4つのメニューを推進します。

【採択事業】

 平成26年度文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム

【活動拠点】

 かながわサイエンスパーク(KSP)及び殿町区域 他


再生・細胞医療の早期実用化・産業化のための中核的支援施設整備
~ライフイノベーションセンターの整備~

ライフイノベーションセンター

「ライフイノベーションセンター」は、県、大和ハウス工業株式会社、東京センチュリーリース株式会社が3者で事業パートナー契約を締結し、ライフサイエンス産業の集積が進む川崎市川崎区殿町区域に2016年4月に供用開始。再生・細胞医療の実用化、産業化の拠点として官民共同のプロジェクトが進められている。

【採択事業】

 平成26年度経済産業省対内直接投資等促進地域経済活性化事業

【活動拠点】

 殿町区域

【URL】

 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f531405/(別ウィンドウ)


解決策3 ニーズ主導のマッチングによる新事業・ベンチャー企業の創出や未病産業など新たな分野の産業化及びその国内外市場への展開並びにこれらを担う人材育成

患者個別対応が可能なミッションリハーサル型腹腔鏡下手術前支援機器の開発

ミッションリハーサルが可能な腹腔鏡下手術術前支援機器

患者個別のCT・MRIのデータをもとに、手術時の臓器の変形、切断、力覚を再現する技術によるミッションリハーサルが可能な腹腔鏡下手術術前支援機器(手術シミュレータ)の開発に取組み、一部製品化まで至っています。

【採択事業】

 平成24年度~25年度 経済産業省関東経済産業局 課題解決型医療機器等開発事業

【活動拠点】

 福浦区域(横浜市立大学 先端医科学研究センター)


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